2011年10月27日木曜日

第6回は11月17日(木)開講

北海道大学環境科学院の公開レクチャー「環境と、なにか」第6回は、「復興へのリデザイン」と題して、東日本大震災以後の地域社会のあり方をテーマに据えます。ゲスト講師は、まさにこの「復興へのリデザイン」をめぐって、被災地仙台で建築・都市の新しいあり方を実践的に模索している、東北大学の本江正茂さんです。
みなさんのご参加をお待ちしております。


*講義の前半は、USTREAM配信を行います(協力:sapporo6h)
http://www.ustream.tv/channel/sapporo6h


講義概要:
東北・関東の太平洋沿岸に甚大な被害をもたらした東日本大震災から7カ月余り。被災地は大きな喪失を抱えながらも、復旧・復興へ向けて動き始めています。
今回の震災は、大地震や大津波、さらには原発事故という複合的な大災害であり、その被害からの立ち直りは言うまでもなく最重要かつ喫緊の課題ですが、わたしたちの社会全体に対しても、大きな問いかけを突きつけたのではないでしょうか。
地域における防災のあり方はもちろん、都市計画やまちづくり、エネルギーをはじめとするインフラストラクチャの管理や運営、情報メディアの活用の功罪…これらの課題を乗り越えていくことは、被災地の復興のみならず、わたしたちの社会がサステナブルな未来へと向かっていく上でも有益な知識や経験を蓄積していくことになるでしょう。
公開レクチャー「環境と、なにか2011」第6回では、東北大学で都市・建築デザインの教育研究に携わる本江正茂さんに、被災地の復興へ向けた現状と課題について語っていただき、次世代の社会に向けて復興への知見がどのように役立ちうるのかを、皆さんと一緒に考えていきます。

講師プロフィール:
本江正茂(もとえ・まさしげ)
1966年、富山県生まれ。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程中退。宮城大学事業構想学部専任講師をへて、2005年より東北大学大学院工学研究科准教授(建築学専攻都市・建築デザイン学講座)。2010年、地域に根ざした新しいデザイン教育プログラムとして「せんだいスクール・オブ・デザイン」(SSD)を開校、校長に就任。「時空間ポエマー」、SSDの活動でグッドデザイン賞を受賞。著書に『プロジェクト・ブック』(共著、彰国社)など。

http://www.motoelab.com/blog/



日時:2011年11月17日(木)18:30〜20:00
会場:北海道大学大学院環境科学院D201大講義室(札幌市北区北10条西5丁目)
申し込み:以下のウェブフォームからお申し込みください。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/1eef54dc146796

2011年10月14日金曜日

2011年度第5回のUSTREAMアーカイブ

10月13日に開講した「環境と、なにか2011」第5回(ゲスト:永井一史さん、中野民夫さん)のUSTREAMアーカイブを公開します(配信協力:sapporo6h)。
ただし、講義全体(約90分間)のうち後半の会場内でのディスカッション部分を除いた70分程度のみアーカイブされています。
ご了承ください。


Video streaming by Ustream
http://www.ustream.tv/recorded/17846780

2011年10月5日水曜日

第5回は10月13日(木)開講

北海道大学環境科学院の公開レクチャー「環境と、なにか2011」のスケジュールも、いよいよ年度後半に突入します。第5回のテーマは、「これからの社会と企業と広告」。20世紀の後半から続く、社会のさまざまな状況の変化の中でも、企業が個人(生活者)と結びつくコミュニケーション手段だった「広告」に着目してみたいと思います。
講師には、博報堂で数多くのクリエイティブワークを手がけてきた永井一史さんと、同じく博報堂にお勤めでワークショップの第一人者としても知られる中野民夫さんをお招きします。
みなさんのご参加をお待ちしております。


*講義の前半は、USTREAM配信を行います。
 (協力:sapporo6h)
http://www.ustream.tv/channel/sapporo6h


講義概要:
広告は、この社会の中で企業と個人をつなぐ、重要なコミュニケーション手段として機能してきました。
その役割は、これまで「商品(サービス)を売る」ことに主眼が置かれていました。しかし、今や社会状況が大きく変化する中で、企業とNPO・NGOとの連携により社会問題の提起を促すメッセージが広告表現の形を借りて流通し始めるなど、広告表現も新しいはたらきが現れつつあります。
環境問題をはじめとする社会の様々なテーマに対して、広告のようなコミュニケーション・デザインは、これまでどのような可能性を切り開き、これからどのような方向へと進もうとしているのでしょうか? 実際に様々な広告表現に携わってきた永井一史さん、ワークショップの第一人者としても知られ、企業の社会貢献やNPO・NGOとの連携に関するプロジェクトに関わってきた中野民夫さんのお二人と一緒に、考えてみたいと思います。


講師プロフィール:
永井一史(ながい・かずふみ)
1961年生まれ。1985年多摩美術大学卒業後、博報堂入社。2003年、(株)HAKUHODO DESIGNを設立。2007年より、ソーシャルな課題に取り組む、+designプロジェクトを立ち上げる。2008年11月、雑誌『広告』編集長に就任。
日経広告賞グランプリ、クリエイター・オブ・ザ・イヤー、ADC賞グランプリなど受賞多数。


中野民夫(なかの・たみお)
1957年東京生まれ。東京大学卒業後、博報堂入社。7年目で休職し、カリフォルニア統合学大学院(CIIS)に留学。組織開発・変革やファシリテーション、ディープエコロジーなどを学び帰国。復職し、人材開発や企業の社会貢献、NPO・NGOをつなぐ仕事などに従事。2005年の「愛・地球博」では「地球市民村」を企画・プロデュース。
著書に『ワークショップ 新しい学びと創造の場』(岩波新書)『ファシリテーション 実践から学ぶスキルとこころ』(共著、岩波書店)など。

日時:2011年10月13日(木)18:30〜20:00
会場:北海道大学大学院環境科学院D201大講義室(札幌市北区北10条西5丁目)
申し込み:以下のウェブフォームからお申し込みください。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/1eef54dc146796