2011年10月5日水曜日

第5回は10月13日(木)開講

北海道大学環境科学院の公開レクチャー「環境と、なにか2011」のスケジュールも、いよいよ年度後半に突入します。第5回のテーマは、「これからの社会と企業と広告」。20世紀の後半から続く、社会のさまざまな状況の変化の中でも、企業が個人(生活者)と結びつくコミュニケーション手段だった「広告」に着目してみたいと思います。
講師には、博報堂で数多くのクリエイティブワークを手がけてきた永井一史さんと、同じく博報堂にお勤めでワークショップの第一人者としても知られる中野民夫さんをお招きします。
みなさんのご参加をお待ちしております。


*講義の前半は、USTREAM配信を行います。
 (協力:sapporo6h)
http://www.ustream.tv/channel/sapporo6h


講義概要:
広告は、この社会の中で企業と個人をつなぐ、重要なコミュニケーション手段として機能してきました。
その役割は、これまで「商品(サービス)を売る」ことに主眼が置かれていました。しかし、今や社会状況が大きく変化する中で、企業とNPO・NGOとの連携により社会問題の提起を促すメッセージが広告表現の形を借りて流通し始めるなど、広告表現も新しいはたらきが現れつつあります。
環境問題をはじめとする社会の様々なテーマに対して、広告のようなコミュニケーション・デザインは、これまでどのような可能性を切り開き、これからどのような方向へと進もうとしているのでしょうか? 実際に様々な広告表現に携わってきた永井一史さん、ワークショップの第一人者としても知られ、企業の社会貢献やNPO・NGOとの連携に関するプロジェクトに関わってきた中野民夫さんのお二人と一緒に、考えてみたいと思います。


講師プロフィール:
永井一史(ながい・かずふみ)
1961年生まれ。1985年多摩美術大学卒業後、博報堂入社。2003年、(株)HAKUHODO DESIGNを設立。2007年より、ソーシャルな課題に取り組む、+designプロジェクトを立ち上げる。2008年11月、雑誌『広告』編集長に就任。
日経広告賞グランプリ、クリエイター・オブ・ザ・イヤー、ADC賞グランプリなど受賞多数。


中野民夫(なかの・たみお)
1957年東京生まれ。東京大学卒業後、博報堂入社。7年目で休職し、カリフォルニア統合学大学院(CIIS)に留学。組織開発・変革やファシリテーション、ディープエコロジーなどを学び帰国。復職し、人材開発や企業の社会貢献、NPO・NGOをつなぐ仕事などに従事。2005年の「愛・地球博」では「地球市民村」を企画・プロデュース。
著書に『ワークショップ 新しい学びと創造の場』(岩波新書)『ファシリテーション 実践から学ぶスキルとこころ』(共著、岩波書店)など。

日時:2011年10月13日(木)18:30〜20:00
会場:北海道大学大学院環境科学院D201大講義室(札幌市北区北10条西5丁目)
申し込み:以下のウェブフォームからお申し込みください。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/1eef54dc146796

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